包丁砥ぎ

dzuh

2011年07月02日 23:32

【包丁砥ぎ】

ナイフよりも簡単な気がするが、鋼材によるものが大きいのかもしれない。

所要時間 1時間/二本

■準備

 1) 砥石(荒砥+仕上砥)。 事前に水につけておく。
 2) 手ぬぐい。 砥石置き用と、砥ぎ汁拭い用の二枚。
 3) 包丁はきれいに洗っておく。
   →砥ぎ汁がよくでるので、軟らかく砥ぎ易い包丁から始める。



■荒砥ぎ

 右手で柄を持ち、左手で刃を抑えながら、荒砥で砥ぐ。

 刃元から刃先まで、リズムよく10回程度往復しながら、
 砥石の半分ほどずつずらしていく。

 刃先だけは、少し寝かし気味にする。
  →刃先は薄いので、角度を浅くしないと砥げない。

 指先の腹で刃の返りが感じられるようになったら、反対側に移る。

 両方砥げたら、元の側にもどり、返りがなくなるまで砥ぐ。
 (砥ぎ汁を水で流し、布で拭いてから、乾いた指先で確認する。)

 ●コツ
  ・刃の角度は十円玉を背にはさんだ程度。
   (角度で刃持ちと切れ味が変わる。後述)
  ・力の加減は、引くときがポイント。引きに力を入れる。
  ・浅い角度で研いだ後、やや角度を深くして仕上げると、
   切れ味は甘くなるが、刃持ちが良くなる。


■仕上げ

 目が細かい仕上げ砥石では、荒砥とは異なり、
 少し寝かし気味にしてまず側面を研ぐ。
  →側面の傷をならし、食材との摩擦を減らすのが目的。
 次に荒砥と同様の角度でスムーズに動くようになるまで研ぐ。
 砥げてくると、ぴたっと砥石に吸い付くようになる。

 ●コツ
  ・基本は荒砥と同じ。
  ・返りがなくなったか確認する際、
    布で金属粉をふき取るほうが確認しやすい。
   (砥ぎ汁を水で流し、布で拭いてから、乾いた指先で確認する。)


■感想

 刃持ちを考えると、硬いほうを日常用(野菜がメイン)にするのが良いかもしれない。刃が柔らかいものは、刺身用に(湖国の我が家では非日常)。


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