零戦(ゼロ戦)に風立ちぬ

dzuh

2013年07月31日 12:00

 このところ零戦という言葉をよく目にする。第二次世界大戦の代表的な艦上戦闘機である。2週間前、家人に「永遠の0(ゼロ)」という小説を借りた。「泣けるから読め」と言われて何の気なしに読みだしたのだが、零戦の話だとわかった時には既にグイグイと物語に引っ張られていた。華々しいデビューを飾った真珠湾攻撃から、その特性を無視して行われた特攻作戦まで、この物語は一人の零戦搭乗員を軸に進んでいく。その合間に零戦の性能紹介から様々な戦闘機乗りの生き様がエピソードとして語られ、いつの間にか零戦という戦闘機そのものに興味が湧いている自分に気づいた。
 そして、最近公開されたスタジオジブリの「風立ちぬ」。零戦を設計した堀越二郎氏をモデルとしたアニメ映画である。技術者が主人公ということで、興味を惹かれている。立場的にも年齢的にも、技術者として岐路にさしかかっている自分を見つめなおすきっかけになるのではないか、との思いがある。幸い「戦闘」シーンは少なさそう。息子を連れて見に行けないだろうか?




漆黒の光

K100D  DA50-200mmF4-5.6ED

大和ミュージアム(広島県呉市)の零戦。
黒い光を発しているように感じられた。
同博物館だけでなく広島には戦時中の資料が数多く残されている。
息子と再訪したい土地である。


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